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photo:Masashi Ashina

「写真教室」と「写真クラブ」 

 言葉だけで判断すると、師弟関係による縦型組織が「写真教室」、対等な仲間が集まる横型組織が「写真クラブ」というイメージですが、もちろん定義があるわけではなく活動内容や特徴は様々で千差万別です。札幌圏でも正式に名乗りを上げている団体はおそらく両者合わせて50団体以上ありそうです。どの団体も、通常は中心となる先生が存在し写真に関する知識・技術を指導し、先生と生徒の関係形態も多種多用です。先生はプロカメラマンやハイアマチュアが多く、先生が直接運用する場合と、運用自体は生徒や仲間でおこない、先生を別途依頼することもあります。プロは風景やモデル専門、商品広告専門などいろいろな得意分野に分かれ、プロといえども得意不得意があるようです。 

 入会には、パブリック制とプライベート制に大別されます。パブリック制は、ある程度の条件を満たせば、誰でも参加できる教室やクラブ。一方のプライベート制は、もともと何らかの理由で集まったグループが活動し、オープンに新規参加者を募ることは少なく、紹介などがないと入会できない場合があります。 

 

 

「キヤノンフォトクラブ」 

 では、キヤノンフォトクラブってどんな写真クラブ組織でしょう? 

キヤノンフォトクラブは全国に90か所以上展開しています。それぞれが独立運営されて、活動内容も異なる部分がありますが、すべては(株)キヤノン・マーケティング・ジャパンが運営するキヤノンフォトサークルに入会している会員が各地域で直接集まり、写真クラブとして独自に活動をしている場です。今風に言えば、オフ会に参加する・・・といったニュアンスでしょう。本来キヤノンフォトサークルの会報誌やインターネットのサイトで間接的に参加するのがサークル会員ですが、キヤノンフォトクラブはそれに加え地域の会員が直接が集まって情報交換や写真を楽しむことを目的とします。 

  

そこで「キヤノンフォトクラブ札幌」の特徴というと、前記でいうパブリック制で 

①キヤノンフォトサークル会員資格をもっている。 

②キヤノンカメラを普段から使用している。 

③月例会に参加できる環境にある、各行事に参加できる。 

であれば入会資格あります。 

全くの初心者でも基本的カメラ操作ができ、あるていど独学ができる方であれば一緒に楽しめる環境にあります。基本カメラ操作とは、たとえば本体とレンズの脱着やシャッター速度、絞りなどの理解です。当会はカルチャーセンターのように教科書的に順序立てて教えることはいたしません。一方、わからないことを積極的に質問されることは歓迎で仲間が教えてくれます。特別に個人コーチを望む場合は、ベテラン組が対応します。 

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